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2006年9月20日 (水)

「インドの長老」っつったら千年くらい平気で生きてそうだ

村民に「熱い油に手を入れろ」命令 インド地方の無謀な裁判

[ニューデリー  18日 ロイター] インド・ラジャスタン州の村で、学校から食糧が盗まれる事件があった。長老たちは村民の男性150人に、無実を証明するために煮えたぎる油に手を浸せと命令した。(後略)


 これって割と、世界共通の「裁判法」なのかもしれない。

 以前、北海道旅行した時に函館の「北方民俗資料館」でこれに似た裁判道具を見た。確か樺太アイヌのものだったと思うけど、煮えたぎる熱湯の鍋の中に丸い玉(材質は忘れました、すいません)を入れて、やけどせずに取り出せたら無罪、とか、そういうのだったと思う。資料がなくてうろ覚えで書いてるので、なんか間違ってたらすいません。

 でもなー、熱湯ならまだ100℃だ、なんとかなる(…なんねーよ)。でも油って。油ってさ。300℃でカラっと美味しく揚がります。って、なにもそこまで完璧に調理せんでも。

 たぶん、いずれも「無罪なら神のご加護があるはずだ!」という信念に基づいた判定法なんだろうけど、神様も、いくらなんでもそこまで面倒見切れないんじゃないだろうか。おーい、神様、見てますかぁ?今から150人が油に手ぇ突っ込みますよぉ。

 「…知らんがな」(神様・談)

 インドの神様ならヒンズー教かな、火の神はアグニ。元々は阿修羅(アスラ)群の出自と言われる神様です(ヒンズーの神様にはアスラとデーヴァがいます)。

 ヒンズー教というのは、割と多重構造になってる宗教でして、元々の先住民族のドラヴィダ族の神様がアスラ出身ということにされていて(火神アグニとか雷神インドラとか)、征服民族のアーリア人の神様(デーヴァ)と徐々に統合されてヒンズー教が成立して行きます。だから初期のヒンズー教の教典「ヴェーダ」ではまだアスラ系(ドラヴィダ系)のアグニやインドラは重要な神の位置にありますが、現在のヒンズー教ではあまり人気のない神様になっちゃってます。好きなんだけどな、インドラ。

 …って、なんの話だった?
 んと、ようするに、宗教や文化は一筋縄じゃいかんのよ、と。上のニュースも「今時、時代錯誤だ」と言うのは簡単だけど、そして実際、あまりにも時代錯誤ではあるけれど、それに至る歴史的背景を抜きにして、「行為」だけをあげつらうのは気の毒だよ、という…ああ、やっぱりなんの話だかわかんなくなった。ごめん。書き逃げ。

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