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2009年2月28日 (土)

薬事法改正の個人的疑問点

 今年の6月から、医薬品の約67%がネット通販など通信販売で購入出来なくなる薬事法の省令が公示されました。

http://event.rakuten.co.jp/medicine/net_signature/

 「医薬品がネット通販出来なくなる」件についてご意見を、というテーマがあったので参加します。

 私が桝添さんの会見とかをTVで見ていてあれ?と思ったこと。

http://www.mhlw.go.jp/kaiken/daijin/2009/02/k0206.html

 ↑こちらに閣議後記者会見(いわゆる「ぶらさがり」)の概要があるのですが、この中で桝添さんが、

ネットで大量の睡眠薬を購入して自殺未遂を図るとか、実際そういうケースがある

と発言してるんですね。

 でもこれっておかしいんです。だって、睡眠薬は

現行の薬事法でもネット販売できない

薬のはずなんです。つまり、もし本当に「ネットで大量の睡眠薬を購入」した人がいたとしたら、それは元々薬事法違反してるんです。今回の法改正とは関係なく。

 誤解してる人もあるかと思うのですが、現行の薬事法でも「第一類(リスク区分の高い薬)」はネット販売できません。もし販売しているお店があったとしたら、それは元々が違法店です。

 現行の薬事法に違反してるお店は、6月に法改正したってやっぱり違反するでしょ。ということは、「ネットで大量の睡眠薬を購入して自殺未遂」というような事例を防ぎたいがための法改正だとしたら抑止力が低い、ということです。

 結果的に、今度の法改正は、真面目に現行法を守って薬を販売してるお店とネット販売に頼っている生活弱者が苦しむだけのものだと思います。今違反してる店は、法改正したって違反するでしょうからね。

 対面販売でないと安全が守れない、とありますが、ドラッグストアで薬を対面で売っているのはアルバイト店員だったりしますよね。全員が薬剤師じゃないですよね。それで守れる安全って、どの程度のものでしょうね?

 もうひとつ疑問。

 今回の法改正は主に「薬剤師会」が改正推進派みたいなんですが、現行のネット販売の薬屋さんにもちゃんと薬剤師はいるはずなんですよね。薬剤師がいないネット販売店は、現行法でも薬を販売できませんし、「薬事法に基づく表示(いわゆる用法用量)」を表示することは現行法でも義務です。

 報道など見ると、あたかも「無差別に売りたい人が薬を売っている」みたいな印象を受けますけど(ミスリード)、現行法でも薬局や薬種商の許可がないお店はネット販売できないんです。

 ネット販売店で管理薬剤師をやっている薬剤師さんは、6月の法改正で失業しちゃいますねー。まあ、薬剤師の資格を持っている人が転職に困るということはないでしょうけど。

 私の考えをまとめると、現行の薬事法を全員が守ってさえいればこれ以上の規制は不要、ということです。
 規制を増やすよりも、先にすることあると思うんですよねー。

本当のキレイはからだの中から

おなかすっきり!健康美人!

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