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2009年9月26日 (土)

35年間ずっとお気に入り

35年前のあの日、ラジオから「キラー・クイーン」が流れて来て以来、私がクイーンファンでなかった日など、一日たりともありません。

でも当時は今ほど情報が豊富じゃなくて(インターネットなんかもちろんなかったわよ)、また私も町内にレコード屋が1軒もないというド田舎の子どもだったので、クイーンのメンバーの顔と名前もよく知らなくて、とにかくとにかくボーカルの声に一目ならぬ一耳惚れ。

お小遣い貯めて、電車に揺られて仙台まで出掛けて、「シアー・ハート・アタック」買って来て、「どの人が歌ってるんだろう?」とアルバムジャケット凝視しながら聴いたのはいい思い出。

(でもなんとなく、ぱっと見で「フレディっていう人」はすぐ判った・笑)

その時点で「戦慄の王女」(ファースト)と「クイーンII」(セカンド)はすでに出てたんだけど、子どものお小遣いでLPレコードをそうほいほい買えるわけでもないので、「クイーンII」の方は当時NHK-FMで1枚通して放送したのを、ラジカセで録音してずっと大事に大事に聴いてました。
ご多分にもれず、フレディの「サイドブラック」に打ちのめされたクチです、はい。

「フレディっていう人」、凄い!

だんだん知恵も付いて来たので「ミュージックライフ」なんか毎号買っちゃって。別な意味で「フレディっていう人」、凄い…と思ったりなんかして。そのうち「ボヘミアン・ラプソディ」爆弾が投下されまして。ちゅどーん。リアルタイムで被弾。

そんなこんなしてるうちに、なんとクイーンが仙台に来るっていうじゃありませんか!
ええ、行きましたよ、親を拝んで拝み倒して76年の仙台公演。

私はフレディのキモノ・ストリップを生で見た!

この目で見た!ああ、田舎の順朴な学童になんてものを見せるんだ、「フレディっていう人」!
 

なにしろそういう、いわば「ひよこのすりこみ」状態の出会いだったので、「今回のアルバムは好き」「今回のアルバムはイマイチ」という好き嫌いはあっても、クイーンファンでない自分なんてありえませんでした。
「フラッシュ・ゴードン」も「ハイランダー」も封切りで観た。「ザ・ワークス」も「カインド・オブ・マジック」も発売日に買った。wikiには「イニュエンドゥ」の日本発売は1月30日と載っているけど、本当は土壇場で発売延期になって2月にずれ込んだのも物凄くがっかりしたからよく覚えてる。
フレディの変貌には一喜一憂。そしてブライアンの「変わらなさ」っぷりに安堵。ああ、楽しい青春時代だった。

私の「青春時代」が終わったのは、たぶん1991年11月24日。

ラジオから聞こえたフィンガースナップにふと顔をあげたあの日からもう何十年も経ったけど、私自身にも本当にいろんなことがあったけど、今も通勤中に聴くiPodに入っているのはクイーン。

柔らかさと鋭さ。繊細さとたくましさ。強さと脆さ。気まぐれと生真面目。

そういう両極なもの、相反するはずのものがゆったりとひとつにまるく溶け合っている、あの不思議な優しい声の持ち主は、今も生きて、私の中で歌っている。


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