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2009年12月24日 (木)

Thank God It's Christmas

「クイーン+ポール・ロジャース」プロジェクト・その3を書こうとしてハタと気がついた今日は、クリスマス・イブ。イブにはクイーンファンはこれを聴かなくちゃダメじゃん!というわけで、予定を変更してお送りしております。

Youtubeで見つけたすんごく可愛い映像と共に、クイーンのクリスマスソング、「Thank God It's Christmas」をどうぞ♪

QUEEN-Thank God It's Christmas(字幕設定あり) QP劇場

ところどころ、すごいツボを突いたセリフがあって素で噴き出しちゃいました。

ところで、この「Thank God It's Christmas」が生まれた背景には、エチオピアの飢餓救済のためのチャリティシングル、ボブ・ゲルドフの「Do They Know It's Christmas?」のリリースがあります。

ゲルドフは、84年にイギリスとアイルランドのアーティストたちに声を掛け、「バンド・エイド」を結成して「Do They Know It's Christmas?」をレコーディングしたのですが(マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーのチャリティソング「We Are the World」はこのゲルドフのアイデアに共鳴したもの)、このバンド・エイドに、イギリスのトップ・アーティストであるクイーンは諸般の事情により呼ばれませんでした。

その「事情」というのは、当時まだアパルトヘイト政策を施行していた南アフリカの悪名高き白人保養地サンシティで、クイーンがコンサートを行ったことを、政治的に批判されたこと。平たく言えば、「あいつらは人種差別主義に迎合している、エチオピア救済のチャリティにはふさわしくない」とみなされた、ということです。

もちろんクイーンは、アパルトヘイトに対して反対している旨の声明を公に出し(そもそもアジア系のマイノリティであるフレディを擁するクイーンが人種差別とか、ちゃんちゃらおかしい。フレディもブライアンも「人種差別主義者」と言われたことを当時ものすごく怒っていた)、その後、85年のバンド・エイドのライブ版である「ライブ・エイド」にゲルドフから直にクイーンに出演依頼があったということは、そのいわれなき誤解も解けたということなのですが、「Do They Know It's Christmas?」のレコーディングには間に合いませんでした。

それで、クイーンはクイーンで、世界の平和を願う独自のクリスマス・ソングを創った、というわけです。

ちなみにバンド・エイドの「Do They Know It's Christmas?」のイギリスでのリリースは1984年11月29日。
クイーンの「Thank God It's Christmas」のイギリスでのリリースは1984年11月26日。

この3日「前」というところにクイーンの、アーティストとしての意地を見た。


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