« まったり雑談 | トップページ | 「彼」のつぶやき »

2010年4月13日 (火)

ブライアンの歌唱力

ブライアン・パワー第二弾。ってなんなのソレ。
第一弾「ブライアンの演技力」はこちら

日曜に、「アメリカン・アイドル」にオリアンティさんがゲストで出て1曲歌ったんですよ。
…あれ、歌はちょっと音程外してるかな?と感じたんですが、まあギタリストとして有名になった方だし…とか、大変失礼なことを思ってしまいました、すいません。

でギターつながりでふと思ったんですが、我らがブライアン・ハロルド・メイ博士は歌、上手いよなぁと。

あ、上手い下手って、いろんな基準というか、視点というか、好みというか、それはいろいろあると思うんですけど、凛々さん的「歌、上手い」の基準は、まず第一にピッチ(音程)がふらつかないことです。初歩的すぎる?でも意外に難しいというか、センスいるよね?これ。

ブライアンにしろロジャーにしろ、ライブにおいてもピッチがふらつかないので、かなり上手い部類だと思うんですよ。
ただ、ブライアンの場合致命的なのは、声の線が細い。声質が優しくて、迫力に欠ける。声が自己主張しない。
スキあらば目立っちゃうロジャーのハスキーボイス&超ハイトーンとか、自己主張が服着て(いや、着てない)歌うたってますが何か、な某メインボーカルの人とかに比べると、あまりにも、あまりにも弱い。

ロジャーが「ライブの時、俺けっこういっぱい歌ってるんだよね、みんな気がついてないみたいだけど」って言ってたけど、いえ、みんな気がついてます。ロジャーがほぼ毎曲くらいのイキオイで歌っているのはみんな知ってます。みんなが気がついてないのはブライアンの声です。
そう、ブライアンだって、クイーンのライブの時は相当歌っている。いるハズだ、映像を観る限り。

でも聴こえないんだ、ああ、聴こえないんだよブライアン。

クイーンの人気が出始めた頃、ブライアンがアメリカツアーの途中で肝炎になって、その後またすぐ十二指腸潰瘍やったでしょ。
なもんで、初期からのファンは、なんとなく「ブライアン=かよわい」、っていうイメージがみっしりと植え付けられちゃってて、それがあの細い声と相まって、アルバムでメインボーカル取ってる曲を聴くと「この人、1曲歌ったらそのまま酸欠で倒れるんじゃないか」と、ハラハラしながら聴くクセがしばらく治りませんでした。

↓過去、もっとも酸欠が心配された曲。

★Sail away sweet sister セイル・アウェイ・スイート・シスター

ほら、ブライアンって本来「タイ・ユア・マザー・ダウン」とか「ハンマー・トゥ・フォール」とか、ああいういわゆる真っ当な、正統派ハードロックが大好きな人じゃないですか。なのに、その大好きなハードロックに、持って生まれた自分の声質が、合わない。

…これって、本人にしたら凄いジレンマだろうと思うんですよね。なまじ歌えるだけに、余計に。そりゃ、口に出して言ったりはしないだろうけど、内心。

だがしかし。我らがブライアン博士はそんなことではめげないのであった。
一方で、意外にもブライアンのボーカルがその真価を発揮するのは、クイーン最大の特徴とも言える、あの何重にも重ねたコーラスにおいて。
ソロボーカルだと弱々しい印象のあの声は、和声で重ねることで突如、なぜか不思議な響きを帯びる。なんだろうね、この独特のビブラート。響きが凄く心地良い。

↓和声で重ねた時のブライアンの声の魅力がよく判る曲。

★Leaving home ain't easy 去りがたき家

つまり、特に初期のクイーンのウリである重厚でピッチの正確なあのコーラスは、細く優しく主張をしないブライアンの声こそが地味に支えていた、と言っても過言ではない、という説を、とりあえず唱えてみます。

ひとりでは弱々しくても、重ねることで強くなる…って、

あなたは毛利家の三本の矢ですか。

最後に、ブライアンのソロでは個人的に一番好きな曲。
大好きなハードロック路線と自分が得意な歌い方を、うまーく折衷した感があって、それになんといってもブライアンが楽しそうなのが嬉しいです。コージー・パウエルのドラムも良い良い。
…そしてギターソロはやっぱり長い。

★Driven by you ドリヴィン・バイ・ユー


人気ブログランキングへ
blogram投票ボタン

(ブログランキングに登録しています。
ぽちってくださると、凛々さんが張り切って芸をします。いつもより余計にまわっちゃいます。ってゆーか、何かと暴走しがちですが、わりとそういう芸風です。

遊びに来てくださるみなさま、いつも本当にありがとうございます。)

|

« まったり雑談 | トップページ | 「彼」のつぶやき »