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2012年11月16日 (金)

立川シネマシティ音響調整レポート

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そうなんです、こちらでご紹介した。立川シネマシティの「クイーン ハンガリアン・ラプソディ音響調整レポーター」の件なんです。

今まで立川という街にまったくご縁のなかった凛々さん。クイーンのおかげで人生初立川っすよ。ついでに人生初南武線っすよ。好きなものがあると世界が広がるねぇ。

仮に予定の23時に終了したとして、帰宅の電車の乗り継ぎがびみょーだったので参加するかどうか物凄く迷ったのですが(凛々さんは脚が不自由なので、「ギリギリの時間で動く」ということを、したくない、というより出来ないのです)、最悪途中で退出すればいいか、と意を決してGO GO 立川。

爆音上映のある「aスタジオ」は、地図左上の CINEMA TWO の方にあります。JR立川駅から徒歩6,7分といったところです。

大きな地図で見る

他の上映室は2階にあって「aスタジオ」だけが1階にあり、スタンドアローンで周囲に他の上映室が隣接していないため、爆音上映が可能な部屋になっています。

また、部屋自体にも工夫があり、通常スクリーンの後ろにあるスピーカーがスクリーンの下と左右に出ていること、周囲の壁が3度くらい斜めに倒してあって音が天井で吸音されることで、こもらない響き過ぎない自然な音になるそうです。

このブログをご覧の皆様には改めて言うまでもないことですが、素材である「ライブ・イン・ブダペスト」は元々VHSビデオで販売されていた映像を、今回新たに35mmのマスターフィルムから5.1チャンネルサラウンドにデジタルリマスターしたものです。

【5.1チャンネルサラウンドとは】

「モノラル」は1つのスピーカーで、「ステレオ」は2つのスピーカーで音声を再生するが、5.1chサラウンドでは6つのスピーカーが使われる。聴取者の正面、右前方、左前方、右後方、左後方、低音出力用サブウーファースピーカー(通常は正面に配置)の6つである。サブウーファースピーカーは出力できる音域が限られているため、0.1chとカウントされている。

(以上、IT用語辞典より法的に許された「引用」
 http://e-words.jp/w/52E1chE382B5E383A9E382A6E383B3E38389.html )

要するに音響調整って、6個のスピーカーのそれぞれから、どんな音を出すか(それぞれどんな周波数域を強調、または抑えるか)の調整のことだ、と凛々さんは理解したのですが。

たとえばPCの再生ソフトにもイコライザーってあるじゃないですか、あれが6個分。

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音響調整をされる井出祐昭さんのお話によれば、デジタル版はフィルム版よりも音の点で少々残念な部分があるとのことで、まず声(ボーカル)をどこまで出すかがポイント、と考えられていたようで、上映が始まってすぐに、おそらく正面のスピーカー以外の音を全て絞って、正面スピーカーのみから音を出して、ボーカルの調整からなさっていました。

あくまで凛々さんの鈍感な耳での感じなんですが、なんか、音が3段階くらい感じたんですよ。まず真ん中の音。次に左右の音。最後に周囲の音。

その「真ん中の音」だけ引っ張り出して調整してるんだな、と。

それにしても、正面の、ボーカルだけ素で取り出して聴くと、フレディの歌の上手さが判るわ。だってアカペラで歌っているかのような(もちろんそこまで完全に無音ではないですけどね)スコーンとした響きのない音で、まったく誤魔化しの利かない状況なんですもん。

言わば「風呂場で歌うと上手に聴こえる」の逆ですよ!(笑)

いやでももちろん、クイーンの演奏全部に惚れてる凛々さんとしては、早く他の音ーーーー!と思ったのも本音。いやいや、「調整」してるんだってば。何しに来たんだ自分。

しばらく「真ん中の音」を調整した後に、周囲の音がどかーーーんと入った瞬間、もう鳥肌。響く響く響く、すきっ腹に直撃!(この日凛々さんは一日一食でした…)

うおおおお!右斜め後ろからブライアンのコーラスが聴こえる!
ロジャーのサブボーカルはスクリーンの後ろくらいから。
観客の歓声は、自分たちが座っている客席から沸きあがるよう。

そして、フレディの声は真正面で、周囲に裾を広げたように翼を広げたように、広がっている。おお、まさに「君臨」。

ドラムドラム、凛々さんの持論として、ロックバンドのドラム音はずっしり重くなきゃいかん!と思っているのですが(ペコペコした音の電子ドラムなんかいらなーい)、大変結構なお手前でございます。

ブライアンのコーラスって、通常あんまし聴こえないじゃないですか(笑)。声が細いから。でもその繊細なブライアンの声がちゃんと聴こえるんですよ。なのに演奏は爆音で。

これを凛々さんは「繊細な爆音」とお呼びしたいと思います。

それに映像のなんて美しいこと!
これが26年前の映像だなんて、言われなきゃ絶対に判らないほど、クリアでカラフルで緻密な画面。
クイーン自慢の照明の豪華さも、フレディの胸毛のひと筋までも、ブレがない(そのため、フレディの頭頂部の薄さも目の当たりに…笑)。

ひとつ問題があるとすれば、VHS版をご覧になったことがある方はご存知の通り、このライブ映像って結構編集がギミックで、ライブ映像の合間にクイーン4人の「ブダペストの休日」的な映像が挿入されてるんですよね(って、アイドル映画かっ!)。

演奏の時の爆音から、その普通の日常の会話などの映像のシーンに移ると、少々音がキツく感じる。声やちょっとした物音がとげとげしい感じ。でもそこだけ音量下げるっていうわけには…たぶんいかないんでしょうねぇ。

ライブ映像の部分に関しては大満足の音でした。
凛々さん、上映期間中に一度は立川シネマシティの「a スタジオ」で観ると、心に決めましたもん。
だいたい、この「1作品」のためだけに音響を調整する立川シネマシティさんの、その心意気自体が素晴らしいじゃないですか!しかも料金据え置きだ!これは行くしかない!

一方で、他の上映館でも一度は観るつもりです。
つまり、「どう音が違うか」を確認するためにね。…いや、鈍感耳だけどね。鈍感なりにね。

もしも、ご遠方から「ハンガリアン・ラプソディ」を観るために上京しようと思っている方があるなら、個人的には「立川」一択という選択肢も大いにアリだと思いますよ。
立川駅のすぐ隣に、大きなホテルもありましたぜ、奥さん。

初日11月24日(土)は、拍手・歓声おーけースタンディングおーけーの「ライブスタイル上映」もありますしね。
http://cinemacity.co.jp/wp/ccnews/queen/

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ところで、この音響調整会、終わったのがだいたい夜の10時半くらいだったんですね。
あ、良かった、予定より少し早めだ、と凛々さんが安心したのもの束の間!
立川駅に着くと、ななななんと、南武線が人身事故で止まってるっていうじゃないのっ!

人生初の路線でいきなり人身かいっ!

まずい。乗り換えの終電に間に合わないと、駅横のホテルにマジで泊まることになる。いやいや待て待て、私は明日、朝から仕事だ!う、動け、動いてくれ南武線!

もう、全力で祈ったわよっ!フレディに!

…いやまあ、マーキュリー先生がいかに偉大といえど、JR東日本の運行状況まで把握してるかどうかは不明なんですが、人間切羽詰るとなんにでも祈る。ああ、まさにイワシの頭も信心から、とか、焦っているからもう意味不明。

いいんだもん、動いたもん、結果的に。間に合ったもん、乗り継ぎに。ブラボー、マイ守護神。

そんなスリルとサスペンスに満ち満ちた、一日一食だった「ハンガリアン・ラプソディ」音響調整視聴会でした。

最後になりましたが、貴重な、面白い体験をさせていただきました立川シネマシティさま、ありがとうございました。上映期間中に、また絶対観に行きます。


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