« Happy Birthday Michael ! | トップページ | Q+Aオーストラリア上陸 & Ice Bucket Challenge 8/22 - Perth »

2014年8月30日 (土)

儚くも絢爛な火の華 8/17 - サマー・ソニック東京

140817_15

今年の初めにちょっと書いた気がするんですが、元々よくある個人の日常ブログにすぎなかった「勇気凛々」がこんな事態(笑)になって、今年5周年なんですよね(きっかけは昨日お誕生日のマイケルさんなので、マイケルさんには敬意を表してます)。

で、思ったんですけどね。
もしかしたら、私はずっと「準備」をしていたのかもしれないなぁ、と。

もちろん結果論なんだけど、5年間、雨の日も風の日も(ちょっと嘘)ひたすらにクイーンについての有意義なことも、おバカなことも、くだらないことも真面目なことも、雑多ごたまぜに記事を書き続けていたのって(記事数は現在1133本となっておりまーす)、この日のためだったのかもしれない。

「クイーン」と呼ばれるバンドが、再び日本に来てくれる日のために。

いつ訪れるとも知れない、それどころか訪れる保障もない「いつか」のために。

クイーンのことが大好きな人たちが、日本に、ここにいるぞ、いるんだぞ、というささやかなレゾン・デートル。それが、「勇気凛々」なのかもしれない。

そして、「いつか」は来た。

今日がその「いつか」だよ。
来たんだよ、本当に来たんだよ、夢にすら見ていなかった、夢見ることすら適わないと心の隅で見ないようにしていた、「いつか」が。

サマー・ソニック東京、クイーン+アダム・ランバートのステージが始まる前から、そんなわけで凛々さん、そりゃもう物凄い緊張状態で、同行の友人に言わせると顔面は硬直。緊張のあまり、開演15分前に突如トイレに行きたくなり右往左往、強行突破(…車椅子だからね)。
私をあの場に連れて行ってくれた、素晴らしい二人の友人に、心から感謝します、ありがとう。

2014年8月17日午後7時30分過ぎ。

ほぼ定刻に、会場のマリン・ステージに刻まれる「プロセッション Procession」のイントロダクション。
それはまるで、待ちわびるファンの、心臓の鼓動のように(…ちょっと不整脈)。
もう、その瞬間に凛々さん最初の号泣タイム来ましたーーー。おいおい、まだ演奏すら始まってないし!

待ってた。ほんとに待ってたんだ。自分でも気が付いていなかった心の奥底で。

目の前の光景が信じられない、何が起こってるの?と泣きながらステージを見上げる私に、アダム・ランバートが笑ってこう言った。

「僕はここにいるよ…TOKYO」 (Now I'm here - Tokyo)


■ Procession - Now I'm Here - Tokyo, August 17, 2014

http://youtu.be/dDsCcSCENVw

そうだね、いるね。アダムが、ブライアンが、ロジャーが、ルーファスが、ニールが、スパイクが、ここにいるね。

うぉぉぉ!やっと現実を把握した凛々さん、と何万というオーディエンス。
それからは怒涛のクイーンナンバー集中砲火。まさに大砲の連続咆哮。

大阪の記事で書いたように、短い時間での無駄を極力省いた構成のため、次から次への絢爛豪華な音の乱舞に会場全体が熱に浮かされた集団感染状態。

こういう構成にはクイーンは強いよね、だって「クイーンはよく知らないけど楽曲は知ってる」ヒット曲が、山ほどあるものね。実際、ありすぎて困るとブライアンが選曲に悩むほど。

当日のセットリストはこちら

後になって、いろんなステージ評とか感想とか拝見しますと、「思っていた以上にアダムが素晴らしかった」とか大絶賛なんですが、逆にちょっと不思議にも思ったんですよ。

ほら、凛々さん個人としてはアダムはアメアイから見てるし、日本に来る前の北米ツアーの様子も全部観ていて、凛々さんのアダムに対する期待値って最初から高いので、

アダム・ランバートなら、あれくらい当たり前だ。

とかワリと平気で思ってるもんですから、意外と良かったとか、懸念してたけど杞憂だったとか聞くと、ちょっと待て、

そもそもどう思ってたんだ?

と突っ込みたくなりました。すいません、突っ込み体質なもんで。

アダムはアダムとして、アダム・ランバートとしてクイーンナンバーを歌っている、ということに、あれほどの説得力を持たせられるのは、彼の素晴らしい資質だと思います。
ステージ観た全員を、笑顔でねじ伏せたものね。

個々の楽曲についてはどれも良かったんだけど、凛々さんの「泣きポイント」中心で言うと、やっぱり「手をとりあって Teo Torriatte」「ラブ・オブ・マイ・ライフ Love Of My Life」「輝ける日々 These Are The Days Of Our Lives」の

クイーン泣かせ三部作(勝手に命名)

には、く、くそう…ベタなのに、ベタ過ぎるのに、やっぱりやられたぜ…クイーンの思うツボ。

■ Teo Torriatte - Tokyo, August 17, 2014

http://youtu.be/Mv7_YpRoZus

■ Love Of My Life - Tokyo, August 17, 2014

http://youtu.be/jD0UJLoxxFA

■ These Are The Days Of Our Lives - Tokyo, August 17, 2014

http://youtu.be/_ZRHQaj3QK0

ジョンの映像に向かってロジャーが手を差し伸べたことはジョンの誕生日記事で書きましたが、その他にもこの動画にはないんだけど(残念!)ロジャー、「輝ける日々」を歌った後に、小さく「アリガト」と日本語でつぶやいたんですよ。

Qヴィジョンの中の来日時の映像とも相まって、凄く印象的で、胸を突かれてまた泣きました。…いやあ、ほんとよう泣いた。泣き過ぎて頭痛くなった(笑)。

140817_03

もちろん泣きの涙だけじゃなくて、「アンダー・プレッシャー Under Pressure」のアダムとロジャーのラブラブタイム♪も生で観られたし(ロジャーってば、歌いながら、ぶはっと吹き出してんの!)、「愛という名の欲望 Crazy Little Thing Called Love」の、アダムとブライアンの、スパイクちょっかいタイムも生で観られたし!

140817_10

あ、あと「RADIO GA GA Radio Ga Ga」(あまり知られていない事実ですが、「RADIO GA GA」は、邦題もアルファベットです)の時の照明が凄く綺麗で印象的だった!
Youtube とかの映像では気が付かなかったけど、赤い帯状の光が、客席に水平に飛んで来るの。
それに限らず、映像だと判らなかったことって結構ある。メンバーの、ちょっとした細かい表情とか声のニュアンスとかね。生でしか判らないことって、やっぱりありますね。

残念だったことは、今思いつく限り2点。

短縮構成だったのでやれない曲があるのは仕方がないとして、ルーファス、ニール、スパイクを含めたメンバー紹介は、して欲しかったなぁ、ということと、あと、

ロジャーがカナブンジャケットを着てくれなかった(それ?)。

大阪でも着てないから、結局日本では着なかった。
…たぶんあまりにも、あまりにも蒸し暑かったんだね…ステージ終わった後なんか、もう見るからにバテバテだったものね。
でもブライアンは金サギ着てくれたのにね…

140817_13

アダムの王冠も、東京では被ってくれたのにね…いや、それでも着たくないものは頑として着ないのがロジャーだけどね…

あとねあとね、「ボーン・トゥ・ラブ・ユー I Was Born To Love You」が凄い楽しくて可愛くて良かった!
ブライアンもロジャーもアダムも、なんかみんなニコニコ笑いながら演奏してて、他愛なくもハッピーで愛らしい、チャーミングな曲だなぁとほんわか幸せな気持ちになりました。

ブライアンのギターが、アダムと一緒に歌ってるの。ほんとなんだから。

■ I Was Born To Love You - Tokyo, August 17, 2014

http://youtu.be/LWJIj1zl3gc

前に「ラブ・キルズ Love Kills」の時にも書いたんだけど、アダムって、フレディの書いた楽曲の良さを、物凄く引き出してくれるシンガーだと思います。アダムが歌うと、改めて、あ、いい曲じゃん!と思うことが多い気がするんですよね。

基本的にフレディ・マーキュリーが創る楽曲って、並の人類が歌うには難しい曲が多いので、ここまで見事に歌いこなして、なおかつ曲の良さまで引き出せるシンガーってそうはいないと思います。
結構、フレディのソロ曲と親和性が高い気がする。そう思いません?

140817_07

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。

ロジャーの「ずんずんちゃ」が始まると、寂しさがどこからともなく漂って来る。
ああ、終わっちゃう。
イヤだ、終わらないで。行かないで。

凛々さん最後の号泣タイムは会場一体となって歌う「伝説のチャンピオン We Are The Champions」、だと思っていたら、それから更にサマソニ・サプライズが!

最後のカーテンコールの後、「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン God Save The Queen」をバックに、夏の夜空に打ちあがった大輪の花火!

■ We Will Rock You - We Are The Champions
           - fireworks - Tokyo, August 17, 2014

http://youtu.be/l_Mhu0iU2sQ

こんなにも、こんなにも美しく見事な幕切れ。

滂沱の涙を流しながら、それなのに笑顔で見上げる、夜空に開いては消える儚くも絢爛な火の華。
それはまるで、クイーンの音楽芸術そのもののように、消えた後にも瞳の奥に、心の奥に残る美しい記憶。

ありがとうクイーン、ありがとうアダム。
日本に来てくれて、演奏してくれて、歌ってくれて、そして笑ってくれて、ありがとう。

明日から、また前を向いて頑張れる。
そう、次に来る、「いつか」のために。ただ、その日のために。

これからも、だから私は頑張れる。

※「サマー・ソニック」大阪、東京の記事のために、みなさんが撮った写真使わせていただけませんか、とツイッターでお願いしたところ、何人かの方よりご許可いただきましたので、今回使わせていただきました。ありがとうございました。


拍手コメントにいただいたコメントは、ある日突然ブログ記事内でご紹介させていただくことがあります。ご了承ください♪

記事一覧は↑コチラからもご覧いただけます。

●ハザードラボクリック募金

1日1クリックで、日本赤十字社を通じ東日本大震災の被災地を支援できます。

●ゆうゆう京都のクリック募金
http://www.uukyoto.com/

募金先:―あしなが育英会―
津波で保護者が死亡(行方不明)または著しい後遺障害を負った人の子どもさんへ

●このブログはリンクフリーです。とくにご連絡なくてもおっけーでーす。リンクバナーが必要な場合は、下記をお使いくださいね。

(リンクバナーイラスト・Akiraさん。ありがとうございます)

|

« Happy Birthday Michael ! | トップページ | Q+Aオーストラリア上陸 & Ice Bucket Challenge 8/22 - Perth »